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立間編集長の思索部屋~FOOTBALL NOTE分室~

サッカー日本代表前監督ハリルホジッチ氏の再来日

 サッカー日本代表前監督であるハリルホジッチ氏が再来日した。

 羽田空港到着後の囲み取材で「私をゴミ箱に捨てた」とコメントが出た。真実は4月27日での会見で明らかにされるだろう。

 私は元々、ハリルホジッチ氏の采配には疑問を持っている方だった。招集メンバー、選手起用、戦術など、個人的に好まない采配だった。

 W杯アジア最終予選は突破できたので最低限のノルマは達成したが、E-1選手権での韓国に大敗後のコメントには憤慨した。この時解任されていれば「W杯に向けて再スタート」だとポジティブなコラムを書いていただろう。

 当初は続投と発表され、W杯3か月前の親善試合も指揮を執ったので、このままの体制でW杯に臨むと思っていたので『ロシアW杯はハリルホジッチ氏と心中』とコラムにも掲載している。


 だが、W杯開幕2ヶ月前に電撃解任されたということで、私の中で同情のような感情が生まれていた。

「コミュニケーションや信頼関係が多少薄れてきたこと」「様々なことを総合的に判断して」という解任理由にあったと思う。

 

 ビジネスマンの場合に例えるなら、

「仕事で大きなプロジェクトの全権を任せられている立場で、途中経過も最低限の基準はクリアしている。本番まで残り2ヶ月の段階で、会社のトップからプロジェクトからメンバーとのコミュニケーションが原因でプロジェクトから外されてしまった、または会社から突然解雇された」となれば正気を保てるだろうか?考えてみてほしい。

 

 私にも同じような経験があるからハリルホジッチ氏に同情したのかもしれない。

 

 学生の時の部活の話だ。私はそれまでレギュラーメンバーに名を連ねていた。しかし1番重要な大会直前にメンバーから外されたことがあった。

 不調や怪我なら諦めるが、前哨戦となる大会でチーム2番目の好成績を残していた。順当なら誰がどう見てもメンバー入りは確実だった。

 しかし、大会1か月前にメンバー外となった。

 外された理由は最終学年の先輩と相性が悪かったからだ。一応、メンバー落ちの理由の説明はあった。
 しかしコミュニケーションの部分や、発言内容、日頃の態度など、気に入らない部分だけを大きく取り上げ、それが全て悪いという結論のもと、レギュラーメンバーから外されたのだ。

 その後、「コミュニケーション」を理由にチーム編成を変え、その後結果が出たかといえば、答えはNOだ。仲良しこよしのチームになって危機感がなくなり、1年の集大成となる大会は惨敗で終わった。

 

・・・

 

 今回のハリルホジッチ氏の解任発表会見で、サッカー協会のキレイゴトを並べた会見を見ながら自分の思い出したくない記憶を呼び戻してしまっていた。

 再来日した際の囲み取材で、通訳の樋渡氏が号泣した気持ちもわかる。W杯のために全てを捧げてきたのに、このような扱いを受けたのであれば喪失感は計り知れない。

 一部OBからは「お涙頂戴という話ではない」という意見も出ているがそういう問題ではない。

 

 本人にはそのつもりで再来日してまで会見するだろうか?
 これは代表監督業というビジネスであり契約の問題も絡んでくるので、仮に裁判まで行ったとしても決着をつけなければならない。

 

 学生時代の部活、決まったことに対して泣き寝入りするしかなかった私の場合とは異なる。私情を挟みすぎてしまったため、FOOTBALL NOTEのコラムには掲載しておりません。

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