W杯本大会前の親善試合の位置づけ。
選手のコンディション確認、フォーメーションの確認、新たにトライする布陣など、
本大会に臨むための準備期間であることの方が大きい。
試合のマッチメイクによってはグループリーグで対戦する相手の仮想○○ということで設定し試合を行うこともある。
例えば、南アフリカW杯の時は、グループリーグでカメルーン、オランダ、デンマークということで仮想カメルーンにはコートジボワール、仮想オランダ、デンマークにはイングランドというように同大陸のチームとの試合を行っている。
一方で、ブラジルW杯の時は、グループリーグでコートジボワール、ギリシャ、コロンビアということだったが、南米チームとの対戦は無し。仮想コートジボワールにはザンビア、仮想ギリシャにはキプロスだった。
※サッカーのスタイルが同じタイプかどうかまでは不明。
この時期の親善試合は絶対に勝利が必要というわけではない。
メディアはこの時期の親善試合に負けただけで不安を仰ぐが、サッカーの内容が悪くなければそれだけで良い。
不協和音でチームが崩壊しないかだけが気がかりだ。過度の仲良しアピールもいらない。チームの完成度の答えは試合のピッチにある。
また親善試合に全勝したからといって、そのままW杯本大会で勝ち進むとは限らない。2010年、2014年のW杯本大会前の親善試合の戦績をまとめてみた。
【2010年南アフリカW杯前】
[5月24日;埼玉]
日本 0-2 韓国
[6月4日;スイス]
日本 0-2 コートジボワール
【本大会】ベスト16
(グループリーグ)
日本 1-0 カメルーン
日本 0-1 オランダ
日本 3-1 デンマーク
※グループ2位で決勝トーナメント進出。
(決勝トーナメント1回戦)
日本 0-0 パラグアイ
(PK.3-5)
【2014年ブラジルW杯前】
[5月27日;埼玉]
日本 1-0 キプロス
[6月2日;アメリカ・タンパ]
日本 3-1 コスタリカ
[6月6日;アメリカ・タンパ]
日本 4-3 ザンビア
【本大会】1分2敗でグループリーグ敗退
日本 1-2 コートジボワール
日本 0-0 ギリシャ
日本 1-4 コロンビア
【2018年ロシアW杯前】
[5月30日;横浜]
日本 0-2 ガーナ
[6月9日;2時キックオフ]
日本 スイス
[6月12日;22時キックオフ]
日本 パラグアイ
【本大会】??
日本 コロンビア
日本 セネガル
日本 ポーランド
※勝負の6月。日本代表に吹く風は、追い風か?向かい風か?