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立間編集長の思索部屋~FOOTBALL NOTE分室~

2018ロシアW杯レビュー(5)準々決勝を振り返る

 準々決勝の試合を振り返ります。
 日本がベスト16で敗退したこともあり、国内では盛り上がりに欠けているように思います。さらにまだW杯は続いているのに、ゴールシーンや名場面を振り返る番組があることに違和感を覚えます。
 世界最高峰のプレーを観るチャンスはまだ残っているのに・・・。

 

【日本に勝利したベルギーが勝ち上がること】

 ベルギーがブラジルに勝利して準決勝に進んだ。

 勘違いしてほしくないのは、ベルギーがブラジルに勝ったからといって「日本がベルギーに勝っていたらブラジルに勝っていたかも」という思考を持たないこと。

 振り返ってみてもベルギー対日本は、ベルギーが攻める時間帯が多かった。
 ブラジル戦の先発を見ると、ベルギーはより攻撃的に行くシステムにしていた。このシステムは、日本が30分で3失点を喫した陣形だ。ブラジルはこのベルギーのシステムに対して90分で2失点。

 日本はベルギーに2点取ったじゃないか!ブラジルは1点しか取れなかった。という議論自体もナンセンスだ。

 

【サッカーで2対0のスコアは危険な点差?】

 準々決勝では少し興味深いことが3試合で起こった。

ウルグアイ VS フランス
・ブラジル VS ベルギー
スウェーデン VS イングランド

 この3試合だが、実は試合中に2対0のスコアになっていた。

「サッカーで2対0のスコアは危険な点差」と言われているが、ウルグアイ対フランス、スウェーデンイングランドはそのまま2対0で試合終了。ブラジル対ベルギーは0対2から、ブラジルが1点を返し1対2まで行ったが反撃はここまで。

 だが終盤の攻勢を観ていると、2対0は危険なスコアだと感じた。
 特に1点差に迫ってからビハインドのチームはギアが1つ上がったように思ったから。逃げ切れなかったらダメージが大きい。

 2対0から逆転されることはそうそうないのかもしれないが、日本が3点を奪われ逆転負けを喫したところから、今後しばらくはこの観点から試合を観てしまうだろう。

 

【躍進の開催国ロシア散る】

 今回のW杯でのビッグサプライズを起こしたチームの1つとして、ロシアが挙げられる。
 史上最弱の開催国と揶揄され、盛り上がりに欠ける大会とまで言われていたが、開幕戦に大勝し勢いに乗った。

 ホームアドバンテージもあったかもしれないが、グループリーグを2位で突破。
 決勝トーナメントに上がれば、ポゼッションを放棄し、守備からのカウンターに切り替えてきた。

 非情に柔軟なチームに仕上げてきた印象を受けた。
 強豪チームと戦うためには仕方ない戦術変更だが、それでもスペイン、クロアチアを相手にPK戦まで持ち込めたのはロシアがチームとして完成度が高かったからだろう。

 PK戦でスペインには勝利したが、クロアチアに敗れてしまい大会を去ることになった。だが前評判の低さを考えれば大健闘だろう。

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