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立間編集長の思索部屋~FOOTBALL NOTE分室~

サッカー日本代表:W杯アジア2次予選/ミャンマー戦マッチレポート(2019.9.10)

 初戦ということで、どうしても見ている側も構えてしまうのだが、開始5分くらいで日本が圧倒しないといけない相手だと理解した。
 それだけミャンマーとの自力の差は、最初の数少ないプレーの中でも明らかだった。

 引いて守っている割にはミャンマーの守備は組織化されておらず、寄せないといけないところで寄せ切れていないなど脅威を感じるような守備ではなかった。

 日本の両サイドバックが深い位置まで攻め込んでいるのに中央を固めているだけでは、今の日本代表の攻撃を止めることはできない。

 中島選手のミドルシュートで先制したが、引いて中央を固めた相手には常套の手段であり、特段に日本が優れているから生まれたゴールではない。

 注目したいのは、前半16分という早い時間帯で日本が先制できたこと。
 これまで得点力不足が嘆かれてきた日本代表にとって、中島翔哉選手の存在はより大きいものになった。

 南野選手の追加点も時間帯もよく、ホームのミャンマーの士気を落とすには十分なゴールだった。

 ただ、スコアレスでズルズル時間だけが経過して前半を折り返し、後半30分まで続いていたら、どうなっていたかわからない。

 アジア予選で格下相手だからと手を抜けばやられる。
 サッカーはジャイアントキリングが起こりやすいスポーツであり、特にアウェイでの戦いは今後も用心したい。

 

 日本が2点リードしたことで、ミャンマーの選手がアウターに近い悪質なファールが増えてきた。

 東南アジアのチームに多いのが、未だに足元への深いタックルが多い。スライディングでも確実に足を狩りに来ているように見える。

 大迫選手が相手選手の悪質タックルに激高したのは、良い牽制になった。
 その後、そこまで日本選手に悪質なファールで止めに来るシーンは少なかった。

 こういうところでも試合巧者としての立ち回りが出来ているのは、日本代表チームとして、または選手個人の成長もあるだろう。

 

 この試合、前半はアウェイ、天候、ピッチコンディションを考慮すると、ほぼ完璧に近い内容だったと思う。攻撃陣の課題としては、後半にトドメの3点目を取れなかったこと。

 後半も攻め込む時間帯が多かったし、決定的なチャンスは何度もあった。
 相手キーパーのファインセーブを褒めればそれまでだが、前半のような工夫された攻撃ではなく、単調な攻撃になってしまったことがかえって守りやすかったのではないか?と推測してしまう。

 守備陣に関しては文句の付け所がない。
 それ以上に、このレベルでの試合は両サイドバックの長友選手、酒井選手がほぼ無双状態のため、日本の攻撃に厚みは出るし、サイドから攻撃を仕掛けられても簡単に跳ね返せる。

 吉田選手はセットプレーではターゲットになり、守備ではチームを統率とアジアカップを通じてキャプテンとして欠かせない存在になりつつある。

 特筆したいのは冨安選手だ。カバーリングなどの危機管理能力が秀逸だった。
 ミャンマーのカウンターでも、冨安選手がいれば安心してみていられた。

 怪我や累積警告がなければ、後ろの4枚は替える必要はないだろう。ディフェンスラインは間違いなくアジアNo.1だ。

 

<マッチレレビュー>
日本代表 2-0 ミャンマー代表

 

<スタジアム/現地情報>
スタジアム:トゥワンナスタジアム
観客数  :25,500人
天候   :雨
気温   :30.0℃
湿度   :95%

 

<日本代表のフォーメーション>
()内は交代出場した選手

フォーメーション:4-2-3-1
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        大迫勇也

 中島翔哉   南野拓実   堂安律
   (久保建英)  (鈴木武蔵) (伊東純也)

     柴崎岳   橋本拳人

長友佑都 吉田麻也 冨安健洋 酒井宏樹

        権田修一

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【得点者】
前半16分;中島翔哉
前半26分;南野拓実

 

<日本代表スタッツ>
ボール支配率 :71%
シュート数  :30本
枠内シュート :12本
パス成功率  :85%(664本)
オフサイド  : 2回
フリーキック :14本
コーナーキック:14本

 

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