インテル 1-2 ボローニャ○
冨安選手は右サイドバックで先発出場。1点ビハインドの後半20分に交代した。試合後、ミハイロヴィッチ監督のコメントでは最初からこの時間帯での交代を予定していたそうだが、過密日程の影響もあって徐々にパフォーマンスが落ちてきているように見える。
対峙したインテルのアシュリー・ヤング選手に、前半だけで2つも決定的なシーンを作られてしまったのは気になったし、シーズン前半戦から狙いどころにさせているように感じる。
○サンプドリア 3-0 SPAL
吉田選手はセンターバックの1角で先発フル出場した。攻撃陣が前半だけで3点を奪ったことで、プレーに余裕が出たかもしれないが、完封勝利でチームの連勝に貢献した。
降格圏に沈んでいるチームを相手に勝ち点3を得た事は、1部残留に向けて1歩前進だろう。3点リードもあり集中力が切れたのか、後半は防戦一方になるシーンもあったので、次節以降の課題かな。
◆第30節を終えて
首位ユベントスはトリノに4対1で快勝した。前半を2対1とユベントス1点リードで折り返すと、後半16分にクリスティアーノ・ロナウド選手がフリーキックを直接決めて、リードを2点に広げた。
接戦の様相を呈していた時間帯に欲しかった追加点を奪ったユベントスが流れを掴んで勝利した。
2位ラツィオは、ミランに0対3と完敗した。
前半23分に先制ゴールを与えてしまうと、前半34分にPKで追加点を与えてしまう。前半だけで2点ビハインドとなったが、その後ラツィオが反撃のきっかけすら作れなかったのは、エースのインモビーレ選手、カイセド選手の2トップがイエローカード累積による出場停止が響いたのかもしれない。
ラツィオはリーグタイトルを、ミランは来季UEFAヨーロッパリーグ出場権をかけて負けられない戦いが続く中、両チームとも負傷者が続出してしまったのが次節以降心配だ。
インテルにとって勝てた試合を落としたといっても過言ではない。
ルカク選手のゴールで先制し、前半を1点リードで折り返す。後半12分にボローニャが退場者を出して数的優位に。
後半15分にPKを獲得し、追加点のチャンスを迎えるもラウタロ・マルティネス選手のPKはゴールキーパーに弾かれ、こぼれ球につめたガリアルディーニ選手のシュートは運悪くゴールキーパーの正面に行ってしまい、またも弾かれてしまい追加点を奪えなかった。
この試合のターニングポイントとなったシーンと思う。ここから流れが徐々にボローニャへ傾く。
後半29分にムサ・ジュアラ選手のゴールで追いつかれてしまうと、後半32分にインテルのバストーニ選手がこの試合2枚目のイエローカードで退場処分となり、フィールドプレーヤーは10対10のイーブンに。
そして後半35分、ボローニャのムサ・バロウ選手に逆転ゴールを許してしまう。後半アディショナルタイムにインテルが猛攻を見せるも得点にはつながらず、リーグ優勝が遠のく痛い敗戦となった。
<順位表>
1位.ユベントス (勝ち点75)
2位.ラツィオ (勝ち点68)
3位.インテル (勝ち点64)
4位.アタランタ (勝ち点63)
5位.ローマ (勝ち点48)
11位.ボローニャ (勝ち点41)
14位.サンプドリア(勝ち点32)
17位.ジェノア (勝ち点27)
*********[降格圏]************