△ボローニャ 1-1 ナポリ
冨安選手は先発フル出場。ボローニャでは右サイドバックが主戦場だったが、この試合はセンターバックに入った。
しかし前半7分にコーナーキックからマノラス選手に先制点を決められてしまい、マークしていた冨安選手のところからやられたのでマイナス評価は仕方ない…
○サンプドリア 3-0 カリアリ
吉田選手はセンターバックとして先発フル出場。前節では失点に絡んでしまうシーンもあったが、今節はホームでクリーンシートを達成しチームの完勝に貢献した!
イタリアでは守備のミス1つでも大きくバッシングされるが、クリーンシートを達成した試合は手のひらを返して称賛する。
日本人センターバックがイタリアでスタメンで出場できることを思うと感慨深い。
◆第33節を終えて
ユベントス、ラツィオ、インテルの三つ巴だと思っていたリーグ優勝の行方に、アタランタが加わって4強の争いとなった。
ここ3試合、上位陣が勝ち点を伸ばせない中、アタランタが一気に優勝争いを狙えるところまで上がってきたのだが、1番の要因は首位ユベントスが勝ち切れていないところだろう。
今節のサッスオーロ戦も前半12分には2点リードし、試合の主導権を握ったかのように思ったが、前半29分に1点を返され1点リードで折り返すと、後半6分、9分と立て続けに失点しあっさり逆転を許してしまった。
後半19分に同点に追いついたものの、終盤は押し込まれる時間帯も多くユーべらしくない。サッスオーロは4連勝で来ていたので勢いの差もあったのかもしれないが、ユベントスの牙城が崩れそうな予感もしている。
もっと深刻なのは4位に転落したラツィオ。ここ4試合で3敗1分と急ブレーキがかかってしまった。ホームでミランに0対3で完敗してから流れが悪くなったように感じる。得点王ランキングで首位に立っているエースのチロ・インモビーレ選手もここ3試合無得点というのも、チームが乗り切れていない原因の1つかもしれない。
次節はユベントス対ラツィオの直接対決が行われる。リーグ優勝に向けてユベントスが1歩抜け出すか、ラツィオが踏みとどまるか注目の一戦だ。
<順位表>
1位.ユベントス (勝ち点77)
2位.インテル (勝ち点71)
3位.アタランタ (勝ち点70)
4位.ラツィオ (勝ち点69)
5位.ローマ (勝ち点57)
6位.ナポリ (勝ち点53)
7位.ACミラン (勝ち点53)
10位.ボローニャ (勝ち点43)
14位.サンプドリア(勝ち点38)
17位.ジェノア (勝ち点30)
*********[降格圏]************