footballnote’s blog

立間編集長の思索部屋~FOOTBALL NOTE分室~

サッカーU-24日本代表:国際親善試合/U-24スペイン代表戦

EURO2020を戦い終えた後(スペイン代表は準決勝敗退)すぐに開催される東京五輪に向けてヨーロッパの強豪国はメンバーを揃えてこない。
といった情報が流れていたが、U-24スペイン代表はオーバーエイジを含めて良いメンバーを揃えてきたのは間違いない。

仮想フランスを想定したマッチメイクだったかもしれないが、決勝トーナメントに向けて良いシミュレーションになったと考える。
この試合、日本は全く自分たちのペースで試合が出来ていなかった。スタッツを見ると日本のボール支配率が35%と、スペインのボール支配率は65%と大きく差が出来ている。

スペインがボールを回す時間帯が多く、正確なボールタッチでボールの取りどころをつかめず、時折入れてくる縦パスが効果的で守備に回る時間が多かった。
日本はパスを繋いで攻撃のリズムを作るイメージがあるが、W杯優勝経験のある強豪国と対戦するとボールを持てない時間が多いので、マイボールに出来ない時間帯をどう乗り切るか、本大会前に良い課題が見つかった。

ただ、試合前のスカウティングの段階である程度スペインにボールを持たれることを予測していたかもしれない節がある。
それはこの試合のスタメンのダブルボランチ遠藤航選手と板倉滉選手だったこと。U-24ホンジュラス代表戦でスタメン起用された田中碧選手はボールを動かすタイプなので、U-24スペイン代表戦はベンチスタートになったのかもしれない。

個人的には遠藤選手と板倉選手のダブルボランチコンビは試してほしいと思っていた。
なぜかというと、グループリーグの大一番となるメキシコ戦、フランス戦は自分たちでボールを持てる時間が短いかもしれない。
そこでボール奪取を得意としフィジカルでも見劣りしない2人が中盤でのデュエルに勝利しマイボールにすることが出来れば、守備から攻撃に移る起点になって良い攻撃に繋がるところまでイメージできるからだ。

この試合で1番不安を覚えたのは、オーバーエイジ全員が交代した後半は全く別のチームになったこと。
簡単に縦パスを入れられてしまう場面が増え、スペインの攻撃が脅威に感じる時間帯も増えた。オーバーエイジ吉田麻也選手はセンターバック酒井宏樹選手は右サイドバック遠藤航選手はボランチでを主戦場としているが、イエローカードをもらいやすいポジションでもある。累積で2人も抜けてしまうようなことがあると守備面は厳しくなる可能性もある。

スペイン代表選手のコンディションや連携面は不安視される部分もあったが、この時期の日本特有の気候もそこまで問題ではなかったようにも見えた。
日本代表も海外組が増えたことで日本の夏を直接体感するのは久しぶりな選手もいることを考えると、無観客開催となったことでホームアドバンテージは無いものと考えた方が良いだろう。

 

※マッチレビュー、招集メンバーなどスタッツはこちらから

footballnote.jp