2戦目のメキシコ戦はグループリーグ突破に向けた大一番。
五輪世代は2012年ロンドン五輪では準決勝で1対3と敗れているし、フル代表は2013コンフェデレーションズカップのグループリーグ最終戦で1対2と敗れ、2020年11月に行われた海外遠征のためオーストリアで行われた国際親善試合でも0対2と敗れている苦手な相手だ。
個人的にはオリンピックでは欧州勢よりも中南米勢の方が強いイメージを持っていたので厳しい試合を予想していたが、選手たちは前半から前評判を覆してくれた。
試合の入りから日本の守備が機能して、メキシコが縦パスを入れても日本の寄せが早く攻撃の起点を作らせなかった。特にボランチの遠藤選手、センターバックの板倉選手がデュエルで負けなかったことが大きい。相手の攻撃の芽を素早く積むことでメキシコが機能不全となり上手く行っていないことは、メキシコ選手の表情からも一目瞭然だった。
攻撃も縦にシンプルだったのが良かったのかもしれない。前半6分、右サイドの酒井選手からグラウンダーのロングボールに堂安選手が抜け出し、ワンタッチでマイナス方向に折り返すと走り込んできた久保選手が左足で合わせて先制ゴールを決めた!!
早い時間帯でメキシコGKオチョア選手の牙城を崩す予想をしていなかったので興奮も冷めないまま、その5分後にPKで追加点を奪い、前半の早い時間帯で2点を先制し日本は気持ちの面で完全に優位に立った。全体的に南アフリカ戦より余分な力みが取れていて、中2日のでの試合だったが体のキレはあったと思う。やはり初戦の難しさがあったのだろう。
課題を上げるなら、2点リードして迎えた後半のボールキープと試合の終わらせ方。↓※続きはこちらから
マッチレビュー
U-24日本代表 2-1 U-24メキシコ代表
【得点者:日本代表】
前半 6分;久保建英
前半11分;堂安律(PK)
U-24代表スターティングイレブン
【フォーメーション:4-2-3-1】
()内は交代出場した選手
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林大地
(上田綺世)
相馬勇紀 久保建英 堂安律
(前田大然) (三笘薫)
田中碧 遠藤航
谷晃生
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ベンチメンバー
[GK]
1.大迫敬介(サンフレッチェ広島)
[DF]
13.旗手怜央(川崎フロンターレ)
15.橋岡大樹(シント・トロイデン/ベルギー)
[MF]
8.三好康児(アントワープ/ベルギー)
11.三笘薫 (川崎フロンターレ)
[FW]
9.前田大然(横浜F・マリノス)
18.上田綺世(鹿島アントラーズ)
日本代表スタッツ
ボール支配率 :41%
シュート数 : 7本
枠内シュート : 3本
パス成功率 :73%(295本)
オフサイド : 2回
フリーキック :18本
コーナーキック: 3本
スタジアム/現地情報
スタジアム:埼玉スタジアム2002
天候 :晴れ
気温 :28.0℃
湿度 :74%