ミッドウィークにCL、EL、UCLが行われ、週末にはリーグ戦と目まぐるしいですね。
ヨーロッパでオミクロン株が流行していることもあり、消化できない試合も増えてきている。
イングランド・プレミアリーグのトッテナムは多くの選手から陽性反応が出たため、
UEFAカンファレンスリーグのグループリーグ最終戦が不開催、リーグ戦が延期となった。
感染した選手や濃厚接触者に該当した選手は欠場を余儀なくされるなど、ベンチワークに頭を悩ませている監督も多いのではないだろうか。
では、週末の日本人選手の動向を見ていこう。
【海外で活躍する日本人選手】
<イングランド・プレミアリーグ>
南野拓実(リバプール)は、1点リードの後半43分から途中出場した。
途中出場ではあるもののリーグ戦で出場機会は増えてきているが、傾向としてリードしている展開でしか起用されないのはまだベンチの信頼を獲得できていないということなのか。
アストンビラをホームに迎えたリバプールだったが、この試合の注目はリバプールのレジェンドOBの1人、スティーブン・ジェラード氏がアストンビラの監督としてアンフィードに帰還したことだった。
冨安健洋(アーセナル)は右サイドバックで先発フル出場。ホームでサウサンプトンに勝利しチームは連敗を2で止めた。
<イタリア・セリエA>
吉田麻也(サンプドリア)はアウェイでジェノアとのジェノバダービーを迎えた。5試合ぶりの先発出場となった一戦で3対1とチームを勝利に導いた。
ダービーでの勝利がリーグ14位と低迷するチームが浮上するきっかけになるのだろうか。
<ドイツ・ブンデスリーガ>
1部リーグでは、伊藤洋輝(シュトゥットガルト)の評価が伸びている。
シュトゥットガルトといえば遠藤航の方が注目度が高い一方で、シーズン開幕前はトップチームで起用予定の無かった日本人選手がレギュラーを獲得し、チームでも追われる立場になっているようだ。
2部リーグでは板倉滉(シャルケ)が3対1と2点リードの後半アディショナルタイムに右足で今季初ゴールを決めた!
室屋成(ハノーファー)も先制点につながるアシストを決めて、目に見える結果を残している。
<4大リーグ以外>
今節ではインパクトを残せた日本人選手は少なかったように思う。ベルギー1部、ユニオンの三苫薫はグラウンダーのクロスから先制ゴールをアシストしたくらい。
移籍当初は途中出場が続いたが、現在は左ウィングバックのレギュラーを獲得したと見ても良いかな。
チームでコンスタントに出場機会を得られている選手は多いが、1部リーグの下位に低迷しているチームだと不安が残る。
日本代表の常連組で見ると、オランダでは中山雄太の所属するズウォレがリーグ18位の最下位。ポルトガルでは守田英正の所属するサンタクララがリーグ16位となっている。
代表候補に名前がある選手で見ると、ドイツでは奥川雅也の所属するリーグ17位で現在降格圏内。ベルギーでは鈴木武蔵の所属するベールスホットがリーグ18位の最下位となっている。
日本人選手が活躍しなかったから1部残留できなかったと書かれるのは嫌なので、プレーで結果を出して最低でもチームを1部残留に導いてほしい。