今節で、ドイツ、オランダ、スコットランドがシーズンを終えた。
ドイツ・ブンデスリーガでは最終節にドラマが待っていた。1部残留をかけて争うのは遠藤航選手、伊藤洋輝選手が所属するシュトゥットガルトとヘルタ・ベルリン。
ヘルタはアウェイでドルトムントに敗れたため、シュトゥットガルトはホームでケルンに勝てば残留が決まるのだが、試合は1対1のまま後半アディショナルタイムへ。
シュトゥットガルトのコーナーキックから伊藤選手がヘディングでコースを変えたところに遠藤選手がヘディングで合わせて値千金の勝ち越しゴール!!これが決勝点となってシュトゥットガルトが勝利し逆転での1部残留を決めた!!!
一方、日本人選手所属クラブで1部残留が叶わず、来季2部降格となったのは、ドイツ1部では奥川雅也選手所属のビーレフェルト。オランダ1部では中山雄太選手、ファン・ウェルメスケルケン・際選手が所属するズウォレ。
日本代表常連の中山選手にとっては、来シーズンどこのクラブでプレーするかによって代表メンバー入りが怪しくなってくる。カタールW杯メンバー入りに可能性を残している奥川選手も同様だ。
【海外で活躍する日本人選手】
イングランド・プレミアリーグ、リバプールの南野拓実選手は、アウェイでのサウサンプトン戦に3トップの1角でフル出場。1点ビハインドの前半27分、ジョタ選手のポストプレーから右足を振り抜いて同点ゴールを決めた!!(今季3ゴール目)
アーセナルの冨安健洋選手は、アウェイでのニューカッスル戦に右サイドバックで先発出場するも、前半39分に右太ももを痛めてしまい負傷交代となった。
ドイツ・ブンデスリーガでは、ウニオン・ベルリン(原口元気,遠藤渓太)とボーフム(浅野拓磨)の一戦で、原口選手と浅野選手が揃って先発出場し日本人対決が実現。
原口選手は前半5分、右サイドでセンタリングからプレメル選手のヘディングでの先制ゴールをアシスト!(今季6アシスト目)
浅野選手は2対1と1点ビハインドの後半34分、左サイドの深い位置での折り返しのパスからレーヴェン選手の同点ゴールをアシスト!(今季4アシスト目)
オランダ1部リーグでは、ズウォレ(中山雄太,ファン・ウェルメスケルケン・際)とPSV(堂安律)の一戦で中山選手はフル出場するも堂安選手が欠場したため日本人対決は実現しなかった。
ベルギー1部リーグ、プレーオフのチャンピオンシップグループでは、ユニオンの三笘薫選手がアウェイでのアンデルレヒト戦にフル出場。前半2分、右サイドから折り返しのセンタリングを左足で合わせて先制ゴールを決めた!!
なお町田選手は前節レッドカードで退場となったため出場停止。
ベルギー1部リーグ、プレーオフのカンファレンスグループでは、シャルルロワの森岡亮太選手がホームでのメヘレン戦にフル出場すると1対1と同点の後半8分、フリーキックからバヨ選手のヘディングでの勝ち越しゴールをアシスト!
さらに、2対1と1点リードの後半26分、裏のスペースに抜け出すとラストパスからバヨ選手の追加点となるゴールをアシストした!
スコットランド1部リーグ、セルティック(古橋亨梧,前田大然,井手口陽介)は、ホームでマザーウェルと対戦。
古橋選手は3トップの1角で先発出場すると、前半21分、コーナーキックからのこぼれ球を素早い反転から右足を振り抜いて先制ゴールを決めた!!(今季11ゴール目)
2点リードの前半43分、後方からの浮き球のスルーパスに反応すると右足で合わせてゴールを決めた!!(今季12ゴール目)
前田選手はフル出場すると1点リードの前半40分、ラストパスからターンブル選手の追加点となるゴールをアシスト!(今季3アシスト目)
3点リードの後半14分、古橋選手のパスを受けるもトラップが大きくなったが、良い位置に走り込んでいたジョタ選手が左足で蹴り込んで前田選手にアシストが記録された!(今季4アシスト目)
5点リードの後半アディショナルタイム、ヘディングでの折り返しのパスからギアクマキス選手のゴールをアシストした!(今季5アシスト目)
井手口選手は4点リードの後半17分から途中出場した。なお旗手怜央選手はベンチ外となっている。
スペイン2部リーグでは、レガネスの柴崎岳選手がホームでのエイバル戦に先発出場。
1対2と1点ビハインドの後半5分、ゴール正面でこぼれ球をペナルティエリア外から右足を振り抜くと、リフレクションもありながらもゴールネットに吸い込まれ同点ゴールとなった!!(今季3ゴール目)